2008年5月12日月曜日

口唇、口蓋裂の患者さんへ ~2~


続きです。
予防は出来ないのでしょうか?~
前回書きましたように、口唇は、だいたい妊娠6-8週、口蓋は、9週くらいに披裂が閉じますが、これが閉じない状態が、口唇、口蓋裂です。何が、原因で、閉じないのか?現時点では、詳しいことは分かっていません。お母さんも、お腹に異常を感じることもありません。

なので、一般に、結婚して赤ちゃんの出来る可能性のある方は、出来るだけ正しい、健康的な生活を送り、心穏やかに保つ以外に必ず大丈夫という予防法は見つかっていません。


口唇裂、口蓋裂の患者さん~
私が、新潟大学にいたころは、この分野で有名な、口腔外科の教授がいたため、手術、矯正治療、一般的歯科治療について、新潟県の口唇口蓋裂の患者さんの9割近くは、大学が管理しているといわれていました。(今は、分かりません。)そのせいか、新潟大学の矯正診療室には、口唇口蓋裂の患者さんは、たくさんいらっしゃいました。みんな、明るくなんら、普通の子供たちとか変わりませんでした。そして、18歳くらいになると、顔もかみ合わせもよくなり、普通の子供たちとなんら変わらないようになって治療が終了していきます。わたしが診させてもらった患者さんの中には、医学部に進学しお医者さんとして現在活躍している人もいます。