2008年5月16日金曜日

口唇口蓋裂の患者さんへ4


治療の流れについてです。(前回お話したように施設によって違いがありますが、私が所属していた新潟大学の場合です。)

(生まれてすぐ)
大きな病院の口腔外科(形成外科、耳鼻科)を始めて受診します。哺乳や呼吸などに問題のある場合は、裂をふさぐためのHotz' plateという器具を、口の中に装着することもあります。
(生後3ヶ月から-6ヶ月ごろ)
口唇裂の場合は、口唇を閉鎖します。(口唇形成術)
(1歳6ヶ月ごろ)
軟口蓋に裂(上あごののどに近い部分です。)がある場合は、閉鎖します。(軟口蓋形成術)
硬口蓋の裂(歯が並ぶ部分)は、早期に閉鎖すると、上顎骨の発育に影響するので、なるべく5、6歳の頃に閉鎖します。
(4歳-5歳ごろ)
この頃、口腔外科の先生から矯正歯科に始めて紹介されてきます。このときから、口腔外科と矯正の先生が両方が相談しながら患者さんの管理をすることになります。

この間、患者さんの虫歯や口腔内衛生を管理する、小児歯科医が関ることもあります。

軟口蓋、硬口蓋の場所が分からない人は、上の画像を参照してください。